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鋼構造物事業部

    

鋼構造物事業部は
鉄の板を
「切ったり、曲げたり、くっつけたり」
することで
とても大きな鉄製の構造物を作ります
例えば、船体ブロック
船の骨格と呼ばれるとても大きな構造物

船体ブロック エンジンルーム

船体ブロック:エンジンルーム
巾4m 長さ22m 重量62.5t

他にもロケット発射台の補助具や
火力発電所の煙突など
とても大きな構造物の製造に多くの実績とノウハウを保有
重量物の運搬に最適な船便にて
出来上がった構造物を輸送

ロケット補助具ユニット

ロケット補助具ユニット
直径5.9m 高さ2.5m 重量6.6t

火力発電所煙突

火力発電所煙突
直径7.5m 高さ3000 重量2.8t

上部構造

船体上部構造
巾15m 長さ20m 高さ4m 重量38.2t

操舵室_大型製缶加工

操舵室
長さ8m 巾8m 高さ4m 重量6.1t

「生産管理能力」に
他では真似できない強みあり

当社の強みは生産管理能力にあります。
創業以来、「仕事は断らない」という思いでやってきました。
しかし、そこにはコストという壁が存在します。
そのお客様の要求であるコストと当社の存続のための利益を両立させるために、製造の効率化を徹底的に追求してきました。
それは「計画」と「実践」です。計画ではタイトかつ実現可能であることが求められ、
また実践では人員の配置を細やかに見直しながら再配置を行うことで計画段階のコストを現実にするための采配がなされます。
こういった生産管理を実現するためには技術的な知見だけでなく豊富な経験値が必要となることは言うまでもありません。


経験に裏打ちされた計画力(製造計画)

当社は、創業当初より徹底してコストパフォーマンスを追い求めてきました。
つまり限られたリソースの最大活用ということです。
そのためにはタイトかつ実現可能な計画の作成が大きくモノを言います。
当社では、時間軸と工場内の製造場所ごとに大きく分けて以下の5種類の計画が運用されています。

①長期山積計画(1年) 
②中期山積計画(3ヶ月)
③短期定盤計画(1ヶ月)
④短期材入計画(1ヶ月)
⑤週刊定盤計画(1週間)

山積計画

お客様である建造メーカーの建造予定です。部品単位である船体ブロックの納入予定日があらかじめ決められており、どのブロックを当社が請け負うことになるかは年単位で決まります。また当初計画外の突発的な製造依頼も発生するのでさらに3ヶ月ごとに見直します。

定盤計画

作る場所の計画のことです。
製作事例の写真にもありますように当社の製造物は非常に大きな構造体ですから、工場内のどの場所をどのくらいの期間使うのかを計画し、それを的確に遂行するよう努めています。

材入計画

造船業界では材料である鋼板や鉄骨は建造メーカーより支給されます。これらの支給材は定盤計画に基づいて納入日を当社が指定します。
当社だけでなく造船業界の製缶品(構造体)に携わる工場はそのほとんどが沿岸に製造拠点を構えており、材料の入荷も製品の出荷も海上輸送で行われます。そのため潮の満ち引きも考慮する必要があり、潮見表という日にちや時間帯による潮位を予測した情報も活用しています。これは業界ならではの文化と言えます。
支給材は沿岸から工場内に引き上げられた後、定盤計画に基づきどこでどの材料をいつ使うのかを仕分けされます。

鉄構造物加工の様子
鉄構造物加工の様子

緩急自在な人員配置

当社のような船体ブロックをはじめとする構造物製造業は労働集約型産業だと言えます。
そのため人員配置の成否は、リソースを最大活用できるか否かについて大きなインパクトを与えます。
当社では製造に関する重要管理点を完全把握し、
人員の過不足を即時に見極め2時間毎に配置転換させています。
さらに、加工工程毎の工数(その工程の待ち時間)を徹底的に意識付けさせ、また必達させるように管理しています。
これらは当社の大きな強みであると言えます。
製造工程の緩急を見極め、そこに柔軟かつ効率的に配置転換させるためには
相応の経験値とコスト感覚が必要不可欠となります。

ガス溶断による鉄板切断

厚い鉄板はガス溶断にて切断

溶接作業

溶接中

女性社員の活躍

女性も活躍中

鉄板曲げ加工

鉄板曲げ加工

製缶加工 切断

自動溶接ロボットと人による溶接

自動溶接ロボットにて高精度溶接

自動溶接ロボットにて高精度溶接

鋼構造物事業部の設備一覧

機械名
メーカー能力
台数
天井クレーン40t/10t1
30t/10t1
15t/15t1
110t1
7.5t1
7.5t1
交流機54
溶接機 CO233
プラズマ切断機 PLASIAN β日酸タナカW1,550×L6,2001
300T プレス1

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