ラックアンドピニオン(rack and pinion)とは、ラックと呼ばれる円筒歯車の直径が無限大となった板状又は棒状の歯車と、ピニオンと呼ばれる小歯車(円筒歯車)を組み合わせたものです。
ラックアンドピニオンを用いることで、回転運動を直線運動へ、又は直線運動を回転運動へ、変換させることが可能となります。また、歯車を歯車軸の配置により分類した場合、ラックアンドピニオンは平歯車や内歯車と同じく「平行軸」(動力伝達効率98.0-99.5%)に分類されます。
なお、JISにおいてラックは「一つの面に一連の同じ形状の歯を等間隔にもつ,平らな板又はまっすぐな棒」と定義されています。
ラックアンドピニオンは搬送装置、工作機械、印刷機械、ロボット、自動車のステアリング機構など、幅広い産業分野で用いられています。
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